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六本木の国立新美術館でルノワール展を見てきたよ

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こんにちは。東京に行き念願のルノワール展を観てきたくすりやです。

フランスを代表するオランジュリー美術館とオルセー美術館の傑作が勢ぞろいして一つの会場で見られるという贅沢な展覧会でした。公開される作品は100点以上。とっても素敵だったので感想と見どころをレポートしようと思います。

 

 

国立新美術館ルノワール展の感想・見どころ

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会が初来日

1000ピース ジグソーパズル めざせ! パズルの達人 ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(50x75cm)

ムーラン・ド・ラ・ギャレットとはパリの北モルマルトルに1855年にオープンしたダンスホール。当時のパリでは日曜日の昼下がりから夜中までダンスパーディーが開かれていたそうです。書かれているのはルノワールの友人たちや絵の批評家など実在する人物です。日常の人々の楽しそうな様子と木漏れ日が描かれるこの絵は印象派の最高傑作とも言われています。実物を見ると結構大きくて迫力があり、光を表現する白が印象的でした。
真ん中の女性が着ているドレスの水色ストライプが展覧会グッズのモチーフに使われていました。爽やかでかわいいですよね。

 

田舎のダンスの女性は奥様

ルノワール 田舎のダンス 3号 額タイプK

 

「田舎のダンス」で描かれている女性はルノワールの奥様アリーヌです。展覧会では45年ぶりにそろって来日するという「都会のダンス」と隣り合わせで展示されていました。その違いにも注目です。他にも奥様や3人の子供たちの絵が多数公開されていました。ルノワールは家族思いだったようでどの絵も愛らしくほっこりしました。

ピアノを弾く少女たち

1053ピース ジグソーパズル パズルの超達人EX ピアノを弾く少女たち スーパースモールピース(26x38cm)

一番見たかった「ピアノを弾く少女たち」を鑑賞出来て満足でした。寄り添っていピアノを弾くお嬢さん達が可愛らしい。当時は楽器がブルジョワ階級の少女の嗜みだったそうです。この絵はフランス国家が4000フランで購入し、ルノワールは生きているうちから巨匠と呼ばれるようになりました。ルノワール本人はそれほど気に入ってる作品ではなかったようですが。私はこの優しい色合いが好き。

音声ガイドが大空祐飛さん

音声ガイドは元宝塚トップスターの大空祐飛さんでした。素敵な声に癒されました。絵の説明の展示は少な目と感じたので、私のようにあまり知識のない方は特に音声ガイドを利用するとより楽しめると思います。

 

好ましく、楽しく、美しい

ルノワールは悲しい、寂しい絵を描かなかった唯一の巨匠と言われています。そのルノワールは生前、絵についてこう語っていたそうです。

絵とは、好ましく、楽しく、美しいものでなくてはならない。人生には不愉快なことがたくさんある。だからこれ以上不愉快なものを作る必要なんかないんだと。

私はこの考えに大賛成。絵に限らず、音楽も文章も写真も会話も、好ましく楽しく美しいものに多く触れたいです。そのようなものは心の栄養になる気がします。もちろん生きていれば悲しいことや嫌だなと思うことはありますが、わざわざそれを探しにいったり、やたらにそれを表現しすぎることのないようにしたいと思っています。少なくとも弱っている自覚がある時は、ありのままではなく物事の美しい好ましいところにフォーカスしてもいいのではないでしょうか。

アクセス・混雑状況

私は新幹線で東京駅に行き、東京メトロ千代田線に乗り換え、乃木坂駅で降りました。乃木坂駅からは直通で国立新美術館に入れます。駅構内でチケットを売っていました。美術館内で買うよりも並ばずにすむのでこちらでの購入がおすすめです。

私は5月の日曜日午前中に行ったのですが、思ったよりも混雑していませんでした。少なくとも入場までに並ぶということはなかったです。ゆっくり鑑賞出来てよかったです。国立新美術館の定休日は毎週火曜日です。ご注意下さい。

美しい絵を満喫できる幸せになる展覧会でした。会期は8月22日まで。おすすめです!ではまた〜

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