【上野・東京都美術館】ボッティチェリ展で「書物の聖母」を鑑賞してきたよ!
こんにちは。
先日ひさしぶりに東京に旅行に行ってきたくすりやです。
今回の旅行の目的のひとつは美術館に行くこと。
東京は美術館が充実していますよね。いつ行っても興味深い展覧会が開催されています。
今回はポスターの「書物の聖母」に惹かれたので、上野公園・東京都美術館で開催されているボッティチェリ展に行って来ました。
日伊国交樹立150周年 ボッティチェリ展の感想
ボッティチェリってどんな画家?
ボッティツェリは優美で繊細な作風で知られるイタリア・ルネサンス期にフィレンツェで活躍した画家です。その華麗で優雅な線画から「線の詩人」とも評されます。
恥ずかしながら「ボッティチェリ」と聞いてもピンとこなかったのですが、代表作のこちらは知ってました。
「春」と「ヴィーナスの誕生」。美術の教科書で見たことある!
「書物の聖母」の美しさに感激
展示されていたのは聖母マリアと赤ちゃんのキリストが描かれた宗教画が多かったです。
中世の時代には、神様の母親としての威厳を感じさせる聖母と小さな大人のようなキリストが毅然とした氷上で信者を祝福している聖母像が当たり前だったそうです。時代は過ぎ、健康的な子供らしいキリストと母性を感じさせる聖母マリアが触れ合う姿を描くのがルネサンスならではの母子像。自然な親子の情愛を感じます。
ボッティツェリだけではなく、同じくルネサンス期に活躍した師匠のフィリッポ・リッヒ、師匠の息子でライバルのフィリッピーノ・リッヒの作品も展示されており、同じ母子像でも作風の違いが感じられました。
どの絵も美しかったですが、お目当ての「書物の聖母」が私にとってはやはり一番素敵でした。
はかなげな聖母は優美で母を無邪気に見上げるキリストは愛らしく、高価な金箔やラピスラズリが使われていて色が鮮やか!
この聖母マリアは息子であるキリストの受難を予見して憂い顔なのだそうです。これはボッティツェリ独自の表現で、当時のフィレンツェで評判になったとか。
描かれている書物、聖母の手の位置や着物の模様、背景の花などにもそれぞれ意味があるらしく、解説が展示されていましたので、展覧会に行かれる際にはじっくり見比べてみるのも面白いと思います。
東京都美術館のアクセス
東京都美術館は上野公園の中にあり、JR上野駅「公園口」から徒歩7分。
観光客に優しいありがたい立地ですね。
私は休日に行ったのですが、天気があまりよくなかったからか想像よりも混雑していませんでした。ロッカーにも空きがあり、荷物を入れられて助かりました。
2016年4月3日まで開催されているので春休みに家族で行っても良いですね。
次はルノワール展に行きたい
開催期間も4月27日から8月22日までと長いので、きっと行けるでしょう。
お目当ては「ピアノを弾く少女たち」。昔習っていたピアノの先生のお宅にポスターが飾ってあったので懐かしい。是非本物を観たいです。
今度は事前にちょっと勉強してから行こうかな。
ではまた~
★過去記事★
今回もおひとりさまで行きました