油断禁物!インフルエンザの感染対策について薬剤師が解説するよ!
こんにちは。
毎日インフルエンザの患者さんと至近距離でお話しているくすりやです。
予防接種をしているとはいえ、自分がかからないのが不思議です。
今年のインフルエンザの流行は例年よりおそく、2月がピークと言われています。
経験的に毎年3月終わりくらいまではインフルエンザにかかる患者さんがいらっしゃいますが、今年はもっと後ろにずれ込むかもしれませんね。
まだまだピークはこれから?のインフルエンザ、感染対策を薬剤師が解説します。
Q.自分でできるインフルエンザ対策はありますか?
A.マスク、手洗いうがい、部屋の加湿をしましょう
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染なので、マスクの着用は効果的です。
基本ですが、石鹸での手洗いや手のアルコール消毒、うがいもインフルエンザ対策になります。
また空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
Q.インフルエンザワクチンを打ったのにインフルエンザになっちゃったよ?
A.インフルエンザワクチンは感染を完全に抑える働きはありませんが、重症化を防ぐ効果があります
ワクチンを打ったからといって絶対にインフルエンザに感染しないというわけではありませんが、発症を抑える効果が一定程度認められています。
また、インフルエンザ感染による肺炎や脳症などの重い合併症を防ぐ効果が認められており、これがワクチンのもっとも重要な効果です。
このように重症化すると死にいたる場合もあります。こちらの方は予防接種はしていたようですが…
Q.自分がインフルエンザになった!他人にうつさないためにはどうすればいいの?
A.マスクをして、外出を控え、安静にしましょう。
非感染者がマスクをするよりも、感染者がマスクをするほうが感染を抑える効果は高いと言われています。
咳エチケットはみなで気をつけたいですね。
また、インフルエンザは発症後3~7日は鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。
無理をして学校や職場に行かず、良く睡眠、休養、水分をとりましょう。
周囲の人も無理な出社や登校を止めるようにしてくださいね。
Q.インフルエンザの治療薬にはどんなものがあるの?
A.タミフル(飲み薬)リレンザ、イナビル(吸入薬)が良く使われます
これらの抗インフルエンザウイルス薬は発症してから48時間以内に服用すると、発熱期間が1~2日短縮され、鼻や喉からのウイルスの排出量も減少します。
ただし、発症してから48時間以降に服用しても十分な効果は期待できません。おかしいなと思ったら早めに医療機関を受診しましょう。
Q.この冬はインフルエンザになったから、もうかからないよね?
A.ひと冬に2回インフルエンザにかかることもあります
インフルエンザにはA型、B型、C型があります。このうち流行しやすいのはA型とB型で冬の初めにA型、終わりにB型が流行ることが多いです。
A型にかかった次の月にB型にかかる可能性もあるので、インフルエンザにすでにかかった方も感染対策をしっかりとしましょう。
くすりや個人のインフルエンザ対策は
なにはともあれマスク!お徳用で十分だと思います。
次亜塩素酸スプレー!除菌も消臭も出来る優秀な品で部屋中スプレーしまくっています。そのうち詳しく紹介したいです。
過去10年で2番目の大流行と言われる今年のインフルエンザ、うつらない、うすさないための対策を心がけたいですね。
ではまた~